久しぶりに氷室京介の『LOVE SONG』を聴いていて、昔からなんとなく気になっていた部分が、ふと腑に落ちた。
サビの 「We’ll be together run & run」 というライン。
これ、歌詞カードにはそう書いてあるけど、どう聴いてもヒムロックは 「We’ll be」 なんて発音してない。「(ゥ)ビ・トゥゲザー」……いや、もっと言えばいきなり「Together!」って歌い出しているように聞こえる。
最初は「英語特有の発音の省略なのかな?」とか、「リズム重視のフェイクかな」なんて思ってたんだけど、ふと、学生時代に英語の授業で習ったことを思い出した。
「Will」は単なる未来(〜でしょう)じゃなくて、「意志(〜するんだ)」を表す。
そういえば、そんな風に習った気がする。天気予報の「雨が降るでしょう」とは違って、もっと主観的な強い気持ちが入るやつだ。
そう考えると、ここは「いつか一緒になれたらいいね」っていう淡い未来予想なんかじゃない。「何がなんでも一緒になるんだ」っていう強い意志の表れなんだ。
気持ちが先走りすぎて、言葉が前のめりになって、結果として音が潰れてる──そう解釈すると、あの聞こえない歌い出しが、急に「渇望感」としてリアルに響いてくる。
「意志(Will)」だからこそ、前のめりになって言葉にならない。
もしこれが最初から歌詞カードに「Together」としか書いてなかったら、ただの号令みたいで味気ない。
たとえ音として聞こえなくても、そこに “We’ll be” という「意志」が書いてあることに意味があるんだなと。
長年の疑問が解けてスッキリしたと同時に、改めてヒムロックの表現力にやられた気がする。




COMMENTS
コメントはまだありません。