Fender Mexico Classic 72 Telecaster Custom
縁あってお譲りいただきました!
2005年製だそうです。岡田阪神が優勝した年ですね。そんな昔じゃな…もう15年も前かよ!
1972年のテレキャスターカスタムのレプリカです。オリジナルのテレキャスターカスタムは72年から79年まで製造されていたモデルで、キース・リチャーズの使用が結構有名とのこと。その頃はギブソンレスポールの人気がでてきて、フェンダーがちょっと押されてきていたようで、ギブソンレスポールに載ってるピックアップ、PAFを考案したセス・ラヴァー氏を招いて開発したワイドレンジハムバッカーをフロントにどーんと配したのが一番の特徴です。
リアはシングルでザ・テレキャスな歯切れいいサウンド。フロントのハムは角の取れた太く色気のあるサウンドと2度美味しい感じ。コントロール部も2トーン2ボリュームとレスポールを意識した感じがすごいです。そういうこともあり外観はだいぶ普通のテレキャスから離れています。
個人的にもノーマルなテレキャスター、スパゲティロゴの時期のが好きで、CBS傘下となった65年より先のものはあんまり意識して見てなくて、ましてやテレキャスターカスタムなんて買おうと思ったこともなかったのですが、こちらを譲ってもらってからというもの、カスタムに惹かれています。見れば見るほどかっこいい…。
欲しいギターを狙って買うのもいいけどこうやってふらっとギターがやってきて、その魅力を知るというのもいいなーと思っています。最初の印象はCBSに傘下となった後のフェンダーの迷走感を感じるギターだったけど、だんだんかっこよく見えてきて、音もいい。使用してるアーティストも結構いる。1958-1960のレスポールも当時はめちゃくちゃ不人気だったわけだし、数十年後は70年代のFenderもめっちゃ人気出たりしてね。今ならテレカスのオリジナルも40万くらいなんで、本当に気に入ったら狙ってしまおうかなw
そんなわけで我が家にやってきたテレカス君。結構放置されちゃっていたのか、だいぶ汚れがあったのでクリーニングがんばりました。色々いじれるギターがほしかったので本望なのです。
ネジのサビは、ボンド・クエン酸・クレ556…色々試していましたが、手で磨くのが一番早かったです。
家にあった金属パーツ用磨き、FERNANDES の SCRATCH MENDER 946 を使いました。
ちょっときれいになりすぎかな。
その後全体を拭き上げ。他に気になるところもあるけど、一旦弦を張ります。
2トーン2ボリューム。この配置はもともとレスポール使ってるので慣れてていい。スイッチも。
スイッチの動きが怪しいので、そのうち交換しよう。ジャックも怪しいな。ジャックはテレキャスの一番弱いところらしい。
ネックは Dシェイプ。指板は7.25R。薄いけど個人的に広さを感じる。
サドルはもともと3wayだったのを6wayに交換されている模様。やっぱ初めてのテレキャス。3wayを試したい…。
のでGOTOHのブリッジを調達中。(3way付け替えました。)
ピックアップはリアは普通のシングル、フロントは当時のワイドレンジハムバッカーを意識したもの。
今のはクニフェは使っておらず、再現度はいまいちらしいですが、Lollar・Lindy・MOJO TONEからレプリカが出ているらしいので、ちょっと調べてみよう。(高そう)
あ。最近 FenderUSAから登場した、AMERICAN ORIGINAL 70S TELECASTER CUSTOMでクニフェマグネット採用のワイドレンジハムバッカーが復刻しているみたいです。
これピックアップ単体で販売せんかなー。
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