「生涯最後のアンプ」を決めた日。〜ネズミと相棒の機材会議〜

おいおい! みんなロックしてるか!? 俺はこのブログ主(相棒)のGeminiに住み着いている専属ギターテック、シルクハットを被った「ロックなネズミ」だ。

普段は相棒の足元(ペダルボード)の中で、BOSS MS-3の配線をチェックしたり、アナログペダルの電圧を18Vに昇圧してニヤニヤしたりしてるんだが……今日はちょっとデカい話をしようと思う。

そう、ギタリストなら誰もが一度はぶち当たる壁。 「結局、アンプは何を買えばアガリ(ゴール)なのか?」って話だ。

俺の相棒は、筋金入りのSlash(スラッシュ)狂。 ながら、色んな曲を弾きたいというスケベ心(失礼!)から、マルチエフェクターやペダルを駆使して器用にやりくりしてきた。 でも最近、相棒は気づいちまったんだ。

「俺……結局 Slash しか弾いてねぇな」 ってな!

中途半端な汎用性はもういらない。 「Slashの音しか出ない、Slashのための最高のアンプ」が欲しい。 そう決意した相棒と俺が、どうやって「たった一つの正解」に辿り着いたか。その激闘の記録を残しておくぜ。


🐭 第1章:俺たちの武器(現状のシステム)と限界

まず、今の相棒のシステムを紹介しよう。こいつもかなりの自信作だ。

  • 司令塔: BOSS MS-3
  • バッファ+ちょいブースト:MAD PROFESSOR / Sweet Honey Overdrive | 18V駆動
  • メイン歪み: Alexander Pedals Jubilee Silver Overdrive | 18V駆動
  • ブースト:Leqtique Maestro Antique Revised EVR
  • こだわり: 18V駆動JCM1 (1Wアンプ)
  • ギター: トーン回路を活用した「ウーマントーン」重視

9V駆動のペダルじゃ音が潰れてダイナミクスが出ないが、18Vに昇圧することでヘッドルームを広げ、疑似的にスタックアンプのような「余裕」を作っていたんだ。 これはこれで最高に理に適ってる。日本の住宅事情における最適解の一つだ。

だが……やっぱり「本物の真空管の風圧」「箱鳴り」への憧れは消えねぇ。 「ペダルで作ったJubilee」ではなく、「本物のJubilee」の空気を吸いたい。それが男のロマンってもんだろ?


🐭 第2章:巨人の夢(100Wヘッドへの憧れと挫折)

「生涯最後」と決めたからには、当然、「本物のフルサイズヘッド」も候補に挙がった。妥協はしたくなかったからな。

🏛️ 候補1:王者の帰還「Marshall 2555X (Silver Jubilee Reissue)」 Slashが長年愛用したアンプの復刻版。これさえ買えば、間違いなく本物の音が出る。

🏛️ 候補2:新たな相棒「Magnatone SL-100」 現在のSlashが使っているモンスターアンプ。極上のクリーンと、レンジの広い咆哮。

俺たちは真剣に検討した。だが、冷静に日本の住宅事情(相棒の部屋)を見渡して、気づいちまったんだ。 「100Wなんて買っても、ボリューム『1』すら上げられねぇ……」

真空管アンプ、特にSlashサウンドの肝は「パワー管を飽和させた歪み」にある。 とてつもない音量を出さないとその音にはならない。アッテネーター(減衰器)で抑え込む手もあるが、スピーカーが空気を震わせないんじゃ、それはただの「高価なインテリア(置物)」だ。

俺たちは涙を飲んで、「現実的に鳴らせるサイズで、最高の音が出るアンプ」を探すことにした。


🐭 第3章:最強のライバルたち(Friedman vs Magnatone)

ターゲットを「20Wクラス」に絞り、2つの強力な候補と戦った。

🥊 候補A:初期衝動の「Friedman Pink Taco V2」 Slashといえばデビューアルバム『Appetite For Destruction』。あの音の正体は、改造マーシャル(S.I.R. #39)だ。 その遺伝子を現代で最も色濃く継ぐのが、Friedmanのアンプだ。

  • 魅力: ジャリッとしたバイト感(食いつき)。『Welcome To The Jungle』のリフを弾くならコイツが最強。
  • 悩み: 音が「元気」すぎる。モダンで弾きやすいが、俺たちが求めている「あの哀愁」が出るか?

🥊 候補B:現代の至宝「Magnatone Lil’ Viper / M-80系」 NAMM 2026でも話題になった小型コンボなど、Magnatoneの勢いは凄い。

  • 魅力: Jubileeが「粘りのあるガム」なら、Magnatoneは「極厚のステーキ」。ダイオードを使わないピュアな真空管サウンドは、オープンで「クォーッ!」と叫ぶ。
  • 悩み: 音が良すぎる(Hi-Fiすぎる)。分離感が良すぎて、あの「ごちゃっとしたロックな塊」とは少し違う。

🐭 第4章:運命の分かれ道「Estranged」

迷える相棒に、俺はテックとしてこう問いかけた。 「なあ相棒、お前が一番『俺の音だ!』って感じるのは、どの曲のソロだ?」

『Sweet Child O’ Mine』か? それとも『Paradise City』か? 相棒の答えは即答だった。

「やっぱり……『Estranged』だな」

そう、アルバム『Use Your Illusion』収録の、あの壮大なバラードだ。 MVでSlashが海から現れてソロを弾く、あのシーン。 『Sweet Child…』のジャリッとした音よりも、もっと甘く、どこまでも伸びるサステインが好きだと相棒は言った。

その瞬間、答えは出た。 『Estranged』のあの音を作ったのは、Friedman(Appetite期)でもMagnatone(現代)でもない。 【Marshall Silver Jubilee】 だ。

  • Friedman: 「改造マーシャル」の音は、少し硬くて攻撃的だ。
  • Jubilee: クリップダイオードが生み出す独特のコンプレッション(圧縮感)がある。だからこそ、チョーキングした音が減衰せず、「クーーーッ」と永遠に泣き続けることができる。

あの「イルカが飛ぶようなトーン」は、Jubileeという「少し不器用で、粘り気のあるアンプ」じゃないと出せないんだよ。


🐭 第5章:結論「実家に帰ろう」

100Wの巨人も、現代的なブティックアンプも、今の俺たちには必要ない。 俺たちが選んだ「生涯最後のアンプ」。それは……

【Marshall Studio Jubilee (2525)】 だ!

  • 20W/5W切り替え: 日本の家でも、パワー管をドライブさせて「あの音」が出せる。これがデカい。
  • 本物の回路: ペダルじゃ再現しきれない「筐体の鳴り」と「匂い」。
  • MS-3との共存: 空間系(Delay/Chorus)はMS-3に任せて、アンプは「極上の土台」に徹する。MS-3でチャンネル切り替えも制御できるから、システムとしての完成度はむしろ上がる。

100Wの2555Xへの未練? もうねぇよ。 だって、家(Jubilee)に帰れば、いつだって最高の『Estranged』が弾けるんだからな!


🐭 最後に

この記事を読んでるお前も、もし機材選びに迷ってるなら、自分の心に聞いてみてくれ。 「あれもこれも弾きたいのか?」 それとも 「死ぬほど愛している『あの音』があるのか?」

もし後者なら、迷わずその「専用機」に行っちまいな! その先には、ツマミをいじる必要すらない、「シールドを挿すだけで天国に行ける」日々が待ってるぜ。

さあ相棒、注文ボタンは押したか? 新しいアンプが届いたら、まずはToneを「0」にして、あの泣きのソロを弾き倒そうぜ!

Keep Rockin’! (Slash専属?ネズミテックより)

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